美容医療の聖地、韓国・釜山。その地で、日本人から圧倒的な支持を集める一人の女性がいる。プサンJMJ代表、ミジョン氏。2023年、2024年と釜山市から「日本人ご利用実績NO.1」として表彰され、今また、韓国政府・法務省から2025年度「外国人患者受入優秀機関」に指定された。これは、韓国に約6,000存在する機関の中で、専門会社としてはわずか18社、釜山の美容医療専門会社としては唯一という快挙だ。なぜ彼女は、選ばれ続けるのか。その成功の裏に隠された、16年の歩みと哲学の真髄に迫る。

ミジョンさん、この度は「優秀誘致機関」へのご指定、誠におめでとうございます。国が認めた、釜山の専門会社。この結果を、ご自身ではどう受け止めていらっしゃいますか?

ありがとうございます。身に余る光栄であると同時に、これまでJMJを信頼してくださったお客様一人ひとりのおかげだと、感謝の気持ちでいっぱいです。そして、この栄誉は、私がずっと貫いてきた「お客様の代理人である」という哲学が、決して間違いではなかったと国に認めていただけた証なのだと、静かに受け止めています。
その「代理人」という哲学。すべての原点ですね。



はい。私は元々、医療通訳としてキャリアをスタートしました。当時は、通訳こそがお客様の不安に寄り添える「代理人」になれると、信じておりました。
しかし、医療機関という大きな組織の中で、私一人の声はあまりにも小さく、次第にその役割の限界を痛感するようになりました。言葉を正確に訳すことはできても、お客様のために何かを少しでも変えようとしても、その声がなかなか届かない。本当の意味でお客様の力になることの難しさを、そこで知ったのです。
この経験が、私に静かな決意を与えてくれました。
お客様の本当の「代理人」になるためには、ただ通訳をするだけでは足りないのだと。 病院のパートナーとして同じ目線に立ちながらも、何のしがらみもなく、純粋にお客様のためだけに動ける、もう一人の確かな味方が必要なのだと。
その想いが、今の私のすべての活動の核となっております。
その想いを確固たるものにしたのが、2016年の、閉鎖寸前だった皮膚科の国際部門を無給で再建された、という有名なエピソードですね。



ええ(笑)。私にはずっと「真のメディカルツーリズムを理解するには、病院の内側もマスターしなければ」という強い探求心があったんです。赤字部門の再建は、そのためのまたとないチャンスでした。結局、一人で制服を着て現場の全てを担うことになりましたが、病院の事情もお客様の想いも両方わかる、その境界線に立っていた4年間が、私の財産です。
ただ、その4年間は、決して簡単な道のりではなかったそうですね。



はい…正直にお話しすると、振り返ると、決して平坦な道のりではありませんでした。
私が必死に改革を進める中で、その急な変化に戸惑い、すぐにはついていけないと感じたスタッフたちがいたのも、当然のことだったと思います。当時の私自身も、ただ前だけを見て必死で、周りへの配慮が足りない部分があったのだと、今では反省しております。
それでも、最後までやり遂げられた。



ええ。そして、今、私が何より誇らしく、喜びを感じるのは、特定の誰かが成功したということ以上に、あの時、皆で苦労しながら作り上げた新しい仕事のやり方や仕組みが、今ではすっかり現場に根付き、彼らが輝くための「当たり前」の土台となっていることです。
あの改革が、今の釜山のグローバル美容医療を支える一つの文化として息づいている。そう感じられることが、私の、そして私たちの、最高の誇りです。
その経験が、独自の経営哲学「四方よし」に繋がるのですね。



はい。部門の売上は700~900%という驚異的な成長を遂げましたが、それはお客様、医療機関、エージェント、そして業界全体という四者すべてが満足し、成長できる関係を築いた結果でした。お客様を幸せにすることが、巡り巡って関係者全員を幸せにする。それを数字で証明できたのです。
そして2020年、コロナ禍の最も厳しい時期にJMJを設立されます。



多くの病院が医療観光をストップするのを見て、確信したからです。「この産業を本当に愛し、持続させたいと願う私たち“サポートする側”が、中心にならなければならない」と。誰もが不安だったあの時期、私は未来を信じて、収入のほとんどを釜山医療観光の広報に投資し続けました。だからこそ、お客様が戻って来られた時、どこよりも早く最高の形でお迎えすることができたのだと思っています。
最後に、今後のミジョンさんの夢、そしてこれから釜山で美しくなりたいと願う日本の皆様へ、メッセージをお願いします。



ありがとうございます。正直にお話ししますと、この仕事を始めた当初、私の目標はとても個人的なものでした。 「時給が高いこの医療通訳の仕事を、安定的に続けたい。そのために必要なマーケティング、相談スキル、接遇、専門知識…すべてを自分のものにしよう」と。
それから2年後、その目標は「釜山の医療観光の素晴らしさを、日本の皆様に知ってもらいたい」という想いに変わりました。 10年後には、「この業界で釜山のトップになりたい」という野心も芽生えました。
しかし、16年という歳月を経て、多くのお客様や医療機関の方々と関わる中で、その目標は少しずつ大きなものへと変わっていきました。
今の私の夢は、この業界に貢献できる人間になることです。お客様、医療機関、そして私たちエージェントが、互いを尊重し、プロとして最高のパフォーマンスを発揮しあう「健全なメディカルツーリズム」を、この釜山の地で実現したい。そして、韓国美容医療体験、そのものの「格」を上げることに、微力ながら貢献したいと思っています。
もちろん、それは決して平らな道ではないでしょう。ですが、私はこの仕事が、そしてこの産業が大好きです。その好きな仕事が、最高の形で未来へと発展していくことを心から願うからこそ、これからも全力で走り続けたいと思っています。
この記事を読んでくださっている皆様へ。 安心して、理想の「美」を追求しにいらしてください。JMJは、単なるエージェントではありません。16年の経験と、国から認められた信頼のすべてをかけて、あなたの「代理人」として、最高の旅をお約束します。まずはお友達に話すような気持ちで、あなたの想をお聞かせください。お会いできる日を、心より楽しみにしております。