釜山で美容医療を調べていると、「ポテンツァ」という名前をよく見かけます。
「毛穴が気になるからポテンツァ?」
「ニキビ跡にも使う?」
「ジュベルックやリジュランも一緒に受けたほうがいい?」
「同じポテンツァなのに、どうして料金が違うの?」
このようなご質問もよくあります。
最初にお伝えしたいのは、
ポテンツァという機器が良い・悪い、という話ではありません。
また、
「ポテンツァがあるクリニック=自分に合うクリニック」でもありません。
大切なのは、
何を改善するために、その機器を使うのか。
そして、
自分の場合は、どのような方法で行う予定なのか。
を確認することです。
このページでは、特定の施術をおすすめするのではなく、ポテンツァを検討する際に知っておきたい基本と確認ポイントを、できるだけ分かりやすく整理します。
※JMJは医療機関ではありません。診断、施術の適応、治療方法、機器の設定などの医学的判断は医師・医療機関が行います。
まず知っておきたい|「ポテンツァ」は一つの決まった施術ではありません
ポテンツァは、韓国Jeisys Medical社のRF(高周波)医療機器です。
メーカー公式情報では、針を使う侵襲型RFと、針を使わない非侵襲型RFの両方に対応し、複数のチップが用意されています。
つまり、
同じ「ポテンツァ」という名前でも、
・使用するチップ
・針を使うか
・針の深さ
・RFの設定
・施術する範囲
・照射方法
・製剤を併用するか
によって、実際の施術内容は変わります。
そのため、料金表に
「ポテンツァ ○○ウォン」
と書かれていても、それだけでは内容を比較できません。
ポテンツァを提案されたら、最初に確認したい4つ
1.何を改善するための施術なのか
まず確認したいのは、機械名ではなく目的です。
たとえば、
・毛穴
・ニキビ跡
・肌のキメ
・小ジワ
・赤み
・肌のゆるみ
など、相談内容によって治療の考え方は変わります。
「ポテンツァを受けたいです」
だけで終わらせず、
「私の場合は、何を改善するためにポテンツァを使いますか?」
と聞いてみると分かりやすくなります。
2.どのチップを使うのか
ポテンツァには複数のチップがあります。
大きく分けると、
針を使うタイプ
と
針を使わないタイプ
があります。
メーカー公式でも、DIAMOND・DDR・SFAなどの非侵襲型チップ、複数のマイクロニードルチップ、ポンピングタイプなどが案内されています。
「ポテンツァ」という名前だけではなく、
自分にはどのチップを使う予定なのか
まで確認してみてください。
3.誰が肌を確認し、治療内容を決めるのか
RFマイクロニードリングは、針を皮膚に入れてRFエネルギーを届ける医療行為です。
深ければ深いほど良い、強ければ強いほど良いというものではありません。
部位や肌状態によって、必要な設定は変わります。
そのため、
・施術前に医師の診察があるか
・誰が治療内容を決めるか
・誰が機器を操作するか
も確認したいポイントです。
4.ほかの施術を組み合わせる理由は何か
韓国では、ポテンツァとスキンブースターなどを組み合わせたメニューを見かけることがあります。
ただし、
組み合わせメニューがあることと、自分にその組み合わせが必要なことは別です。
追加を提案された場合は、
「なぜ今回は一緒に行うのですか?」
を確認してみてください。
針を使うポテンツァとは?
針を使うタイプは、
マイクロニードルRF
と呼ばれる方法です。
細い針を皮膚へ入れ、その針を通して皮膚内へRF(高周波)エネルギーを届けます。
RFとは、高周波エネルギーによって組織に熱を加える方法です。
ポテンツァの公式仕様では、チップによって針の深さを調整できる設計になっています。
ここで重要なのは、
「何mmなら効果が高い」という単純な話ではない
ということです。
治療部位や肌状態、目的によって医師が判断します。
針を使わないポテンツァもあります
「ポテンツァ=針を刺す治療」
と思われることもありますが、針を使わないタイプもあります。
メーカーでは、
・DIAMOND
・DDR
・SFA
などの非侵襲型チップが案内されています。
針を使うタイプとは、施術方法も目的も同じではありません。
そのため予約する時は、
「針ありですか?針なしですか?」
だけでも確認しておくと、施術内容を理解しやすくなります。
毛穴でポテンツァを提案されたら?
「毛穴が気になる=ポテンツァ」
と一つに決めることはできません。
毛穴が目立つ背景には、
・皮脂
・ニキビ跡
・肌の弾力低下
・乾燥
・毛穴周囲の色調
など、さまざまな要素があります。
そのため、
「私の毛穴は、何が原因と考えられますか?」
「その中の何に対してポテンツァを使いますか?」
と確認する方が、機械名だけを選ぶより分かりやすくなります。
ニキビ跡で提案されたら?
RFマイクロニードリングは、へこみのあるニキビ跡について比較的多く研究されている治療方法の一つです。
2025年の系統的レビューでも、萎縮性ニキビ跡に対する治療選択肢として一定の有効性が示されていますが、適切な治療パラメータについては、さらに研究が必要とされています。
ただし、ニキビ跡にも種類があります。
・細く深いもの
・境界がはっきりしたもの
・なだらかにへこんだもの
・赤みが中心のもの
・色素沈着が中心のもの
では、治療の考え方が違います。
場合によっては、ポテンツァ以外の治療が候補になることもあります。
大切なのは、
「ニキビ跡だからポテンツァ」ではなく、どのタイプの跡を治療するのかを確認すること
です。
ポテンツァとフラクショナルレーザー、どちらがいい?
これも、どちらが常に上とは言えません。
2026年に公表されたニキビ跡に関する比較研究のメタ解析では、フラクショナルCO2レーザーとRFマイクロニードリングの間で、改善度だけでなく痛み、赤み、炎症後色素沈着などにも違いが報告されています。
つまり、
変化だけではなく、痛み・ダウンタイム・色素沈着のリスクまで含めて考える
必要があります。
旅行中に美容医療を受ける方にとっては、この部分も大切です。
今できているニキビと、ニキビ跡は分けて考える
今も新しいニキビが繰り返しできている場合と、
ニキビは落ち着いていて跡だけが残っている場合では、
相談内容が違います。
新しいニキビが続いている場合は、まず炎症やニキビそのものの治療が優先される場合もあります。
「ニキビ」と「ニキビ跡」を一緒に考えないこと
も大切です。
肝斑や赤みで提案された場合
ポテンツァのメーカー公式情報には、チップによって肝斑や赤みなどを用途として示しているものもあります。
ただし、
肝斑も赤みも、原因は一つではありません。
似て見える色や赤みでも、治療方法が同じとは限りません。
そのため、
「肝斑だからポテンツァ」
「赤いからポテンツァ」
と機器から先に決めるより、
まず医師に状態を確認してもらうことが大切です。
スキンブースターを一緒にすすめられたら?
ポテンツァでは、ポンピングタイプのチップを使い、製剤を併用する方法があります。
メーカー公式でも、CP系チップはDrug Delivery用途として案内されています。
ただし、
「何かを追加すれば、必ず効果が高くなる」わけではありません。
製剤を追加する場合は、
・製剤名は?
・何を目的に使う?
・どのくらい使う?
・ポテンツァで導入する?
・注射する?
・なぜ今回一緒に行う?
・次回に分けることはできる?
を確認してみてください。
FDAも、マイクロニードリング機器と薬剤・化粧品などを組み合わせる使用について、米国では機器との併用として安全性・有効性を審査していないと案内しています。国によって制度は異なりますが、何を、どの方法で使用するのか確認することは重要です。
ジュベルックやリジュランも追加したほうがいい?
これは、記事だけで一律に答えられる内容ではありません。
製剤そのものの特徴だけでなく、
・今回の肌状態
・治療目的
・使用部位
・使用量
・導入方法
・ほかの治療との組み合わせ
によって変わるからです。
JMJでは、
「韓国でよく見る組み合わせだから」
という理由だけで追加することはおすすめしていません。
医師から提案された場合は、
「今回、この製剤を追加する理由は何ですか?」
を確認してみてください。
ポテンツァとダーマペンの違い
どちらも針を使用する方法があります。
一般的なマイクロニードリングは、細い針によって皮膚に微細な刺激を加えます。
一方、RFマイクロニードリングでは、針を介してRFエネルギーも皮膚内へ届けます。
ただし、
RFが加わるから、すべての方にポテンツァの方が適している
という意味ではありません。
治療目的と肌状態によって選択は変わります。
1回で終わる治療?
治療目的によって異なります。
特にニキビ跡などを対象としたRFマイクロニードリングの研究では、複数回の治療を行っているものも多くあります。
複数回をすすめられた場合は、
・何回程度を考えている?
・どのくらい間隔を空ける?
・いつ変化を評価する?
・変化が少なければ治療方法を見直す?
を確認してみてください。
回数券があるから回数を決めるのではなく、途中で状態を確認すること
も大切です。
痛みとダウンタイム
針を使用する場合は、一般的に表面麻酔を使用します。
それでも、
・針の刺激
・熱さ
・部位による痛み
を感じる場合があります。FDAも、マイクロニードリングでは痛みを軽減するため表面麻酔が一般的に使われると説明しています。
施術後には、
・赤み
・腫れ
・熱感
・点状出血
・内出血
・乾燥
・小さなかさぶた
などが出る場合があります。
どの程度続くかは、チップ、設定、施術範囲、肌状態などによって異なります。
「気軽な肌管理」とだけ考えない
2025年10月、米国FDAはRFマイクロニードリングについて、やけど、瘢痕、脂肪減少、変形、神経損傷などの重い合併症が報告されているとして注意喚起を行いました。
これは、
「ポテンツァは危険だから受けない方がいい」
という意味ではありません。
FDAが伝えているポイントの一つは、RFマイクロニードリングは医療行為であり、訓練と経験のある医療者とリスク・メリットを確認したうえで受けるということです。
JMJでも、
怖がるための情報ではなく、
適応・設定・施術者・リスクを確認して選ぶための情報
として考えています。
施術後に気をつけたいこと
実際のアフターケアは、施術を受けた医療機関の指示を優先してください。
一般的には、
・肌を強くこすらない
・保湿する
・紫外線対策をする
・刺激の強いスキンケアを急いで再開しない
・かさぶたを無理にはがさない
などに注意します。
FDAも、施術後はレチノール、グリコール酸、アルコールなどを含む製品に肌が敏感になる場合があると案内しています。
旅行中に受ける場合は、施術後すぐにサウナや長時間の屋外観光などを詰め込みすぎない方が安心です。
釜山旅行の何日目に受ける?
これは施術内容によって変わります。
初めて受ける方や、針を使う施術、複数施術を組み合わせる場合は、
帰国直前より、施術後の状態を確認できる余裕のある日程
の方が組みやすいことがあります。
特に帰国日に受ける場合は、
予約時間だけではなく、
「何時までにクリニックを出なければならないか」
も伝えておきましょう。
料金を見る時は「ポテンツァ1回○○ウォン」だけで比較しない
同じ機器名でも、料金に含まれる内容は異なる場合があります。
確認したいのは、
・使用するチップ
・針あり/なし
・施術範囲
・麻酔
・製剤の有無
・製剤名と使用量
・追加注射の有無
・施術後のケア
・税金
などです。
安いか高いかを見る前に、何をどこまで行う料金なのか
を確認してみてください。
クリニック選びでJMJが確認したいポイント
JMJでは、
「ポテンツァを導入しているか」だけをクリニック選びの基準にはしていません。
確認したいのは、次のような点です。
なぜ今回ポテンツァなのか
自分の悩みに対して、なぜこの治療が候補になるのか。
どのチップを使用するのか
機器名だけでなく、実際の施術方法が分かるか。
施術前に医師の診察があるか
誰が肌状態を確認し、治療内容を判断するのか。
誰が設定を決め、誰が施術するのか
設定や施術体制を確認できるか。
製剤を追加する理由が説明されているか
セットメニューだから、ではなく、今回使用する理由が分かるか。
最終料金が分かるか
施術範囲、チップ、製剤、麻酔などを含めて確認できるか。
帰国後の連絡方法があるか
気になる症状が出た時、どのように医療機関へ確認するのか。
JMJ NOTE|機械名ではなく「治療設計」を見る
JMJでは、美容医療を見る時に、
「どの機械が一番いいか」だけでは考えません。
代表Mijungが皮膚科専門医らとの専門書執筆に携わった経験の中でも大切にしてきたのは、
症状・診断と、治療方法を分けて考えること
です。
美容医療も同じです。
まず、
何を改善したいのか。
次に、
なぜその方法を選ぶのか。
そして、
どのような条件で行うのか。
を確認します。
同じポテンツァを導入している2つのクリニックでも、
診察の流れ、使用するチップ、設定、製剤、施術方法まで同じとは限りません。
だからJMJでは、
「ポテンツァがありますか?」
だけではなく、
「私の場合、なぜポテンツァが候補になるのですか?」
まで確認することを大切にしています。
まとめ|「ポテンツァを受ける」だけでは内容は決まりません
ポテンツァは、一つの決まった施術ではありません。
使用するチップ、針、設定、範囲、併用する製剤などによって内容は変わります。
そして、
ポテンツァが向いているか、
別の治療方法がよいか、
何を組み合わせるかを医学的に判断するのは医師です。
JMJが特定の機器や施術を一律におすすめすることはありません。
大切なのは、
機器名や人気だけで決めず、
「なぜ自分にはこの治療なのか」を理解して選ぶこと。
だと考えています。
JMJのご利用について
クリニック・施術が決まっている方
→ 無料予約
予約前の基本料金、空き状況、日時などを確認し、予約手続きを行います。
個別の施術・クリニック選び、医師への事前確認
→ JMJサポート
お悩み・ご予算・日程を整理し、クリニックや施術選び、必要に応じた医師への事前確認、当日のカウンセリング同席・日本語サポートなどをご案内します。
詳しいサポート内容・料金については、JMJサポート・料金案内をご確認ください。

※JMJは医療機関ではありません。診断、施術の適応、治療方法、使用するチップ、針の深さ、RF設定、併用製剤、治療回数などの医学的判断は、医師・医療機関が行います。

