部位・製剤・リスク・クリニック選びのポイント
「韓国旅行中にヒアルロン酸注入を受けたい」
「ほうれい線や目の下のくぼみが気になる」
「鼻や顎の形を少し整えたい」
「どの製剤やクリニックを選べばよいかわからない」
JMJにも、ヒアルロン酸注入についてさまざまなご相談が届きます。
ヒアルロン酸注入は、メスを使用せず、比較的短時間で受けられることから、気軽な美容医療という印象を持たれやすい施術です。
しかし、実際には顔の血管や組織の近くへ製剤を注入する医療行為です。注入する部位、深さ、量、使用する製剤によって、仕上がりだけでなくリスクも異なります。
この記事では、韓国・釜山でヒアルロン酸注入を検討する前に知っておきたい基本的な仕組み、部位ごとの考え方、施術後の経過、リスク、クリニック選びのポイントについてご紹介します。
ヒアルロン酸注入とは?
ヒアルロン酸は、皮膚や軟骨など、もともと人の体内に存在する多糖類の一種です。
美容医療で使用されるヒアルロン酸製剤は、体内で一定期間形を保てるよう加工されたジェル状の製剤です。注入した部分にボリュームを補ったり、輪郭を整えたり、溝やくぼみを目立ちにくくしたりする目的で使用されます。(U.S. Food and Drug Administration)
一般的には、次のようなお悩みで検討されます。
- ほうれい線や口元の溝
- 頬やこめかみなどのボリューム減少
- 唇の形やボリューム
- 顎先の輪郭
- 目の下のくぼみ
- 額や鼻などの形
ただし、同じお悩みでもヒアルロン酸注入が適しているとは限りません。
たとえば、ほうれい線が目立つ原因が頬の下垂にある場合、線の部分へ多く注入するよりも、顔全体のバランスを確認したほうがよいことがあります。
また、目の下のふくらみ、むくみ、皮膚のたるみなどは、ヒアルロン酸注入によってかえって目立つ場合もあります。
大切なのは、気になる部分だけを見るのではなく、なぜその影やくぼみが生じているのかを医師に確認してもらうことです。
ヒアルロン酸ですべてのシワやたるみを改善できる?
ヒアルロン酸注入は、失われたボリュームを補ったり、顔の輪郭を整えたりする施術です。
しかし、すべてのシワやたるみに適しているわけではありません。
表情を動かしたときに目立つ額・眉間・目尻などのシワには、筋肉の動きを調整するボトックスが検討される場合があります。
皮膚のゆるみやフェイスラインのたるみが中心の場合は、高周波やHIFU、糸リフト、切開リフトなど、別の治療が選ばれることもあります。
「シワがあるからヒアルロン酸」
「たるみがあるからボリュームを足す」
と決めるのではなく、現在の顔の状態と希望する変化を整理したうえで、治療方法を考えることが大切です。
部位別に考えるヒアルロン酸注入
ほうれい線・マリオネットライン
ほうれい線や口角から下へ伸びるマリオネットラインは、加齢によるボリューム減少、骨格、脂肪の位置、皮膚のゆるみなど、複数の要因によって目立つことがあります。
溝へ直接ヒアルロン酸を注入する場合もありますが、頬や口元の支えを含めて治療計画を立てることもあります。
注入量が多すぎると、口元が重く見えたり、不自然な膨らみにつながったりする場合があるため、顔全体のバランスを確認することが大切です。
目の下
目の下のくぼみや影に対して、ヒアルロン酸注入が検討されることがあります。
一方で、目の下は皮膚が薄く、むくみやふくらみが目立ちやすい部位です。
もともと目袋がある方、朝にむくみやすい方、過去のヒアルロン酸が残っている方などは、注入が適さない場合もあります。
「クマ」という言葉だけでは原因を判断できないため、くぼみ・色素・血管・たるみのどれが中心なのかを確認する必要があります。
鼻
鼻筋や鼻先の形を整える目的で、ヒアルロン酸注入が行われることがあります。
ただし、鼻は血管に関わる重い合併症が報告されている部位のひとつです。顔のヒアルロン酸注入では、まれに製剤が血管内へ入ることで、皮膚壊死や視力障害などにつながる可能性があります。(PubMed)
鼻のヒアルロン酸注入を検討する際は、価格や仕上がり例だけではなく、医師の注入経験、使用する製剤、緊急時の対応体制まで確認することが重要です。
顎先
顎先へヒアルロン酸を注入することで、横顔のバランスやフェイスラインを整える治療が検討されます。
ただし、顎を長くすれば必ず顔が小さく見えるわけではありません。
口元の突出、噛み合わせ、顎の骨格、顔の長さなどによって、適したデザインは異なります。
正面だけでなく、横顔や斜めから見たバランスも確認して決めることが大切です。
唇
唇のボリューム、輪郭、左右差などを整える目的で使用されます。
注入直後は腫れが出やすく、その時点の大きさや形が最終的な仕上がりとは限りません。
製品によっては、腫れ、内出血、硬さ、痛み、赤み、しこりのような感触などが見られることがあります。(U.S. Food and Drug Administration)
旅行中に受ける場合は、食事や写真撮影などの予定も考えて日程を決めましょう。
頬・こめかみ・額
加齢などによって減少したボリュームを補い、顔全体の輪郭を整える目的で提案されることがあります。
ただし、丸みや立体感を出すことだけを優先して注入量を増やすと、顔が大きく見えたり、重い印象になったりする場合があります。
「何cc入れるか」だけでなく、どの層に、どの製剤を、どの程度使用するのかを確認することが大切です。
ヒアルロン酸製剤は、どれも同じではありません
ヒアルロン酸製剤には、さまざまな種類があります。
製剤によって、
- ジェルの硬さや柔らかさ
- 形を保つ力
- 周囲の組織になじむ特徴
- 適している注入部位
- 持続期間
- 麻酔成分の有無
などが異なります。
唇に適した柔らかい製剤と、顎や輪郭形成に使用される製剤では、求められる性質も異なります。
予約前や施術当日には、次の内容を確認しましょう。
- 製品名とメーカー
- 注入する部位
- 使用予定の量
- その製剤を選ぶ理由
- 製品の持続期間の目安
- 未使用・正規流通の製品か
- 残った製剤の取り扱い
米国FDAも、注入を受ける製品名やリスクを確認し、正しく表示された密封済みの製品が使用されているかを確認するよう案内しています。(U.S. Food and Drug Administration)
効果はどのくらい続く?
多くのヒアルロン酸製剤は、時間の経過とともに体内へ吸収される一時的な製剤です。
一般的な目安として6~12か月程度と説明されることがありますが、実際の持続期間は、製品、注入部位、使用量、表情の動き、代謝などによって異なります。(U.S. Food and Drug Administration)
唇や口元など動きの多い部位と、頬や顎などでは、持続の感じ方が異なることがあります。
また、効果が弱くなったからといって、製剤が完全になくなっているとは限りません。
追加注入を繰り返す場合は、以前の製剤がどの程度残っているかも確認したうえで、必要な量を決めることが大切です。
一般的な施術の流れ
STEP 1 医師による診察・相談
気になる部位、希望する変化、過去の注入歴などを伝えます。
現在の顔の状態を確認し、ヒアルロン酸注入が適しているか、別の治療のほうがよいかを相談します。
STEP 2 製剤・部位・量の確認
使用する製剤、注入部位、予定量、費用、起こり得るリスクについて説明を受けます。
当初考えていた部位や量が、診察後に変更されることもあります。
STEP 3 写真撮影・施術準備
必要に応じて施術前の写真を撮影し、洗顔や消毒を行います。
部位や製剤によっては、麻酔クリームや局所麻酔を使用することがあります。
STEP 4 注入
医師が顔の状態を確認しながら注入します。
施術時間は、注入する部位や数、デザインによって異なります。
STEP 5 施術後の確認
腫れ、皮膚の色、痛み、左右差などを確認し、施術後の注意事項について説明を受けます。
施術そのものは短時間でも、診察、麻酔、説明、施術後の確認を含めると時間がかかる場合があります。旅行中は余裕を持った予定を組みましょう。
ダウンタイムは「ほとんどない」とは限りません
ヒアルロン酸注入後には、次のような反応が見られることがあります。
- 腫れ
- 赤み
- 内出血
- 痛みや圧痛
- かゆみ
- 一時的な硬さ
- 針跡
- 左右差
- 凹凸やしこりのような感触
多くの反応は施術後の早い時期に生じ、数日から数週間で落ち着くことがあります。一方で、炎症やしこりなどが、数週間、数か月、まれにはさらに時間が経ってから現れることもあります。(U.S. Food and Drug Administration)
特に唇や目元は腫れが目立ちやすいため、帰国日や大切な予定の直前は避けたほうがよい場合があります。
施術直後からメイクが可能かどうかも、注入部位や肌の状態によって異なります。施術を受けたクリニックの案内を確認してください。
ヒアルロン酸注入の副作用・リスク
ヒアルロン酸注入は、医療行為です。
一般的な腫れや内出血だけでなく、次のような副作用や合併症が起こる可能性があります。
- 感染
- アレルギー反応
- 左右差や不自然な膨らみ
- しこり・結節
- 製剤の移動
- 遅れて起こる炎症反応
- 血管閉塞
- 皮膚壊死
- 視力障害
- 脳卒中
特に注意が必要なのが、製剤が誤って血管内へ入ったり、血管を圧迫したりすることで血流が妨げられる「血管閉塞」です。
発生頻度は高くありませんが、起きた場合には皮膚壊死、失明、脳卒中など、重く永久的な障害につながる可能性があります。(U.S. Food and Drug Administration)
すぐに医療機関へ連絡すべき症状
施術中または施術後に、次のような症状が見られた場合は、様子を見ず、すぐに施術を受けた医療機関へ連絡する必要があります。
- 通常とは異なる強い痛み
- 痛みが急に強くなる
- 注入部位やその周辺が白・灰色・青紫色に変化する
- まだらな皮膚の色が広がる
- 水ぶくれができる
- 急な視力低下や見え方の変化
- まぶたが下がる
- 激しい頭痛
- 顔や手足のしびれ、力が入りにくい
- 言葉が話しにくい
FDAも、異常な痛み、皮膚の白・灰色・青色への変化、視覚の変化、脳卒中を疑う症状がある場合は、直ちに医療を受けるよう案内しています。(U.S. Food and Drug Administration)
緊急性のある症状の場合は、JMJや韓国のクリニックからの返信を待たず、現在いる場所の救急医療機関を受診してください。
施術前に医師へ伝えたいこと
次の内容に該当する場合は、予約時または診察時に伝えましょう。
- 過去に受けたヒアルロン酸注入の製品名・部位・時期
- ボトックス、糸リフト、手術などの治療歴
- 注入部位にニキビ、皮膚炎、傷、感染症がある
- 強いアレルギーやアナフィラキシーの既往がある
- 出血しやすい病気や体質がある
- 服用中の薬やサプリメントがある
- 妊娠中・授乳中、または妊娠の可能性がある
- 最近、歯科治療や感染症の治療を受けた
- 過去に注入後のしこりや強い腫れが出たことがある
皮膚に炎症や感染がある場合は、状態が落ち着くまで注入を延期する必要があります。また、妊娠・授乳中の安全性については十分なデータが確立していません。(U.S. Food and Drug Administration)
施術後に気をつけたいこと
施術後は、医師やクリニックから案内された注意事項を優先してください。
一般的には、注入部位を必要以上に触ったり、強く押したり、自己判断でマッサージしたりしないことが大切です。
飲酒、激しい運動、サウナ、長時間の入浴などを控える期間は、注入部位や腫れの状態によって異なります。
「鼻は必ず1週間眼鏡禁止」
「額は必ず帽子禁止」
など、すべての方に共通する決まりがあるわけではありません。
注入方法や製剤によっても異なるため、ご自身が受けた施術に合わせた説明を確認しましょう。
腫れや左右差がある場合も、施術直後の状態だけで判断せず、どの程度の期間経過を見るのかを医師へ確認してください。
ヒアルロニダーゼで元に戻せる?
ヒアルロニダーゼは、ヒアルロン酸を分解する酵素です。
ヒアルロン酸注入後に、
- 注入量が多く不自然に見える
- 左右差が気になる
- 製剤が希望しない位置に残っている
- しこりやむくみがある
- 血管閉塞が疑われる
といった場合に、状態に応じて使用されることがあります。血管閉塞が疑われる場合には、緊急対応の一部としてヒアルロニダーゼが使用されることがあります。(PMC)
ただし、ヒアルロニダーゼを注射すれば、必ず注入前の状態へ完全に戻るわけではありません。
使用した製剤の種類、量、注入した層、注入からの経過時間などによって反応は異なり、複数回の治療が必要になる場合もあります。
また、ヒアルロニダーゼ自体にも腫れ、痛み、アレルギー反応などのリスクがあります。
「気に入らなければ簡単にリセットできる」と考えるのではなく、最初の注入を慎重に決めることが大切です。フィラーを減らしたり除去したりする処置にも、それぞれ別のリスクがあります。(U.S. Food and Drug Administration)
韓国で受ければ、安くて技術も高い?
韓国には、さまざまなヒアルロン酸製剤を取り扱うクリニックがあります。
一方で、「韓国だから必ず技術が高い」「日本より必ず安い」と一括りにすることはできません。
料金は、使用する製剤、注入量、部位、医師、麻酔、施術後の管理などによって異なります。
また、安い料金が表示されていても、
- 何ccの料金か
- 韓国製か海外製か
- 製品名を確認できるか
- 麻酔や診察料が含まれているか
- 追加注入や修正の費用
- 帰国後の対応
まで見ると、最終的な費用が変わることがあります。
価格だけで決めるのではなく、使用する製品と注入内容を確認したうえで比較することが大切です。
釜山で受けるか、日本で受けるか
どちらが必ずよいとは言い切れません。
釜山で受ける選択が合いやすい方
- 希望するクリニックや医師が決まっている
- 使用したい製剤がある
- 施術後の日程に余裕がある
- 帰国後の連絡体制を確認している
- 定期的に釜山を訪れる予定がある
- JMJを通して事前相談や予約、帰国後の連携を希望している
日本で受けるほうが合いやすい方
- 注入後の経過を同じ医療機関で継続して見てもらいたい
- 初めての注入で不安が大きい
- 少量ずつ段階的に調整したい
- 緊急時にすぐ受診できることを最優先したい
- 帰国直後に大切な予定がある
旅行中に短時間で受けられるという理由だけで決めるのではなく、施術後の経過まで含めて考えましょう。
クリニック選びで確認したいこと
ヒアルロン酸注入では、医師の肩書きや症例写真だけで判断するのではなく、実際の診察や説明、緊急時の対応体制まで確認することが大切です。
顔全体を確認しているか
希望する部位だけを見るのではなく、骨格、脂肪、皮膚、左右差などを確認しているかを見ます。
なぜヒアルロン酸を提案するのか
別の治療ではなく、なぜヒアルロン酸が適していると判断したのか説明を受けましょう。
製剤・量・注入部位が明確か
製品名、使用予定量、注入する層や部位、料金について確認します。
リスクについて説明があるか
腫れや内出血だけでなく、血管閉塞や視力障害などの重いリスクについても説明があるか確認しましょう。
緊急時の対応体制があるか
血管閉塞が疑われる場合の対応手順、必要な薬剤、他の医療機関との連携体制についても重要です。
FDAも、注入を行う医療従事者に対し、顔の解剖を理解し、血管内注入が疑われる場合の対応計画を整えるよう求めています。(U.S. Food and Drug Administration)
帰国後の連絡方法
帰国後に腫れ、痛み、左右差などが気になった場合、どこへ相談すればよいかを事前に確認しましょう。
帰国後もJMJが日本語でサポート
JMJを通してご予約いただいたお客様は、帰国後に腫れや赤み、施術後の経過について気になることがある場合も、日本語でJMJにご相談いただけます。
JMJでは、ご案内するクリニックと帰国後のフォローを含めた連携体制を整えています。必要に応じて、お客様からお送りいただいた写真や症状の経過をクリニックへ伝え、医療機関の確認内容をご案内します。
帰国後に、お客様ご自身で韓国のクリニックへ連絡し、韓国語で状況を説明する必要はありません。
施術を受ける前だけでなく、帰国後まで相談できる窓口があることも、海外で美容医療を受ける際の大切な安心のひとつです。
※診断や治療に関する判断は医師が行います。強い痛み、皮膚の色の変化、視力の異常、急速に悪化する腫れなどがある場合は、JMJからの返信を待たず、現在いる場所の医療機関を受診してください。
どのクリニックに相談すればよいかわからない方へ
「ほうれい線に注入したほうがよい?」
「目の下のクマにヒアルロン酸が合うかわからない」
「鼻や顎の形を少し整えたい」
「韓国製と海外製の違いがわからない」
「以前入れたヒアルロン酸を修正したい」
そのような段階でも、JMJにご相談いただけます。
JMJは、ヒアルロン酸注入をすべての方に一律でおすすめしているわけではありません。
お客様のお悩み、ご希望、ご予算、釜山での滞在日程、過去の施術歴、希望する仕上がりなどを伺いながら、どの診療科やクリニックに相談すればよいか、選択肢を整理してご案内します。
ご希望に応じて、事前相談や予約案内をはじめ、当日の受付・カウンセリング同席などの同行サポート、帰国後のご相談までお手伝いします。
実際の診断、製剤、注入部位、量は、医師が顔の状態を確認し、説明を受けたうえで決定します。
まだクリニックや製剤が決まっていなくても問題ありません。
一緒に考え、納得して決められるように、JMJがサポートします。
LINEでご相談いただく際に教えていただきたいこと
- 年齢
- 気になる部位
- 希望する変化
- 過去のヒアルロン酸注入歴
- 使用した製品名と注入時期
- ご予算
- 釜山での滞在日程
- 希望するダウンタイム
- クリニック選びで重視すること
すべて決まっていなくても、わかる範囲でお送りください。

※JMJは医療機関ではありません。LINEでは、お客様のご希望に合うクリニックや施術の選択肢、予約方法についてご案内します。診断、使用する製剤、注入部位・量は、医師が状態を確認したうえで決定します。
※ヒアルロン酸注入の効果、持続期間、腫れ、痛み、仕上がりには個人差があります。施術前に医療機関から十分な説明を受けてください。

